【インド】古代インド統一4王朝と王朝滅亡後【歴史】

インド

今回はインドの王朝と王朝滅亡後について紹介します

本記事の内容

  • 初めてのインド王朝マウリヤ朝
  • 不思議な場所にあるクシャーナ朝
  • インドの古典文化が花開くグプタ朝
  • 玄奘が訪れたヴァルダナ朝
  • 分裂期を迎えたインド
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マウリヤ朝(前317頃から前180頃)

この時代からインドの統一への動きが加速います

ひよこ氏
ひよこ氏

なぜ統一の動きが加速したのか?

ギリシアの方向からアレクサンドロス大王の大群が攻めてくるようになったですよ

インドを最初に統一した王朝がマライヤ朝です

マウリヤ朝の代表的な王は

  • 創始者のチャンドラグプタ王
  • 領土を最大にしたアショーカ王
トリ氏
トリ氏

ギリシア軍に対抗するためにインドを統一して領土の拡大をしたわけです

チャンドラグプタ王(位前317頃から前296年)

チャンドラグプタ王がマライヤ朝建国しました

都はパータリプトラにおきました

アショーカ王(位前268年から前232頃)

アショーカ王の統治のときににマウリヤ朝は領土が最大になります

アショーカ王のときの領土は以下のようです

南側を除いたこんな大きな領土がアショーカ王のときのマウリヤ朝の領土なんです

アショーカ王は仏教の力で広大な領土を統治しようとします

つまりダルマ(法)に基づいて政治を行いました 

そのほかにも

  • 磨崖碑(まだいふ)
  • ストゥ―パ(石造の仏塔)

を建立したりもしました

より深く仏教を理解するために仏典の結集したりスリランカにも布教もしました

トリ氏
トリ氏

なおマウリヤ朝の時代に完成したの上座部仏教です

ひよこ氏
ひよこ氏

だからスリランカも上座部仏教の信者が多いんですね

アショーカ王により最盛期を迎えたマウリヤ朝はアショーカ王が亡くなると衰えていってしまいます

そのため次の王朝が登場します

クシャーナ朝(1世紀から3世紀)

1世紀の中頃中央アジアから侵入してきたクシャーナ族により建国されたのがクシャーナ朝です

インドの王朝としてはびっくりする場所がクシャーナ朝の領土なんです

ひよこ氏
ひよこ氏

なんでこんなところに領土ができたのですか?

トリ氏
トリ氏

中国とイラン方面の中継点だったので東西交易の場所と栄えていました

カニシカ王(位130年頃から170年頃)

カニシカ王のときに最盛期を迎えます

仏典の結集が行われていた

ガンダーラ美術

ヘレニズム文化の影響を受けて仏像が制作されるようになりました

トリ氏
トリ氏

仏像を作る文化の紀元はこのクシャーナ朝が起原といわれいます

クシャーナ朝で作られた仏像が東西交易によって中国やをはじめとするアジア圏に伝わったと考えられています

なおクシャーナ朝の時代に大乗仏教が完成したといわれています

クプタ朝(320頃から550頃)

クシャーナ朝が衰えたあと4世紀前半に成立したのがこのクプタ朝です

クプタ朝は3代目のチャンドラグプタ2世のときに最盛期をむかえます

なお、クプタ朝の時代はインドの古典文化が花開く時代でもあります

バラモンの言語であったサンスクリッドが公用語となってサンスクリッド文学が生まれました

4世紀の2大叙事詩として

  • 『ラーマーヤナ』
  • 『マハ―バーラタ』

が有名です

これは王朝時代でいうとグプタ朝の時代に完成します

5世紀にはインドのシェークスピアと言われているインドの劇作家カーりダーサが現れます

代表的な作品は『シャクンタラー』

アジャンター石窟寺院みたいなつくりをグプタ様式と言われるます

グプタ様式の建造物は純インド式の建物ともいわれていて他の国の影響を受ないインド独自の建築様式ということです

法顕(ほっけん)

には仏教の古都だけでなく当時のグプタ朝のことやチャンドラグプタ王のこともまとめられている

中国から法顕という人が仏教を勉強するためにやってきます

法顕は『仏国記』を著します

なお、インドの方々が仏教からヒンドゥー教へ改宗する動きがあるのもこのグプタ朝の時代です

ヴァルダナ朝

ガンジス河流域を中心の王朝

都はカナウジ

建国者はハルシャ王

ヴァルダナ朝はハルシャ王がおこしてハルシャ王の代で終わってしまいます

玄奘(げんじょう)(602年から664年)

玄奘という人が中国から仏教を勉強するためにやっていました

往路も帰路も歩いてやってきました

これが有名な西遊記の元ネタです

『大唐西域記(だいとうせい)』を著しました

ナーランダ―僧院

グプタ朝の時代には仏教教学の中心ナーランダー僧院がつくられました

玄奘もてナーランダー僧院で仏教について学びました

インドの分裂期

ヴァルダナ朝はハルシャ王が亡くなった後衰退します

このことにより小さな王朝が各地に乱立してインドは分裂期を迎えることになります

この分裂期には中国から義浄という僧がやってきます

インドからの帰り道にスマトラ島に立ち寄り著したのが『南海帰内法伝』です

まとめ

今回はインドの4つの王朝とその特徴についてまとめていきました

以下の内容を今回は見てきました

インドの王朝

  • マウリヤ朝
  • クシャーナ朝
  • グプタ朝
  • ヴァルダナ朝

その後インド分裂期を迎えます

仏教を学ぶためにインドを訪れた3人の僧

  • 法顕 著書仏国記    グプタ朝
  • 玄奘 著書大唐西域記  ヴァルダナ朝
  • 義浄 著書南海帰内法伝 インド分裂期
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