今回はギリシア世界のエーゲ文明について確認していきます
エーゲ文明は、大きく2つの文明があります
- クレタ文明
- ミケーネ文明
これら2つの文明のことをまとめてエーゲ文明とよびます
今回はこのエーゲ文明についてまとめていきます
なお本記事は以下の書籍を参考にまとめています
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トリ氏
それではさっそく内容に入ります
クレタ文明(前2000から前1400年頃)
クレタ文明はクレタ島で栄えました
クノッソスで発見された宮殿遺跡の特徴
イギリスのエヴァンスによって発見された宮殿には城壁がないという大きな特徴がありました
ひよこ氏
城壁がないことから何がわかるのですか?
トリ氏
城壁がないということから攻め込まれることがなかったことがわかるんです
トリ氏
つまり他民族との戦争などがなかったことがわかるんです
ひよこ氏
なるほど
このことからクレタ文明は平和的な文明であるということが読み取れます
クノッソスの宮殿はギリシア神話のミノタウロスの迷宮伝説の元ネタの場所としても有名ですね
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ミケーネ文明(前1600から前1200頃)
ミケーネ文明はミケーネやティリンスと言った小さな国が集まってできた文明と考えられています
ミケーネ文明は線文字が使われていたことがわかっています
この線文字の解読に成功したのがヴェントリスというイギリス人です
ミケーネ文明は巨大な城壁が見つかりました
このことからミケーネ文明は戦闘的な文明であったといわれています
ひよこ氏
ミケーネの獅子門有名ですよね
この遺跡を発掘したのはドイツ人のシュリーマンです。シュリーマンはミケーネ遺跡の他にもトロヤの遺跡を発掘した人です
トリ氏
シュリーマンが遺跡を発見するまではホメロスの叙事詩『イリアス』に記されていたギリシアとトロヤとの間に起きたトロヤ戦争は作り話だと思われていたんです
彼がギリシア本土でミケーネ遺跡と今のトルコでトロヤ遺跡を発見したことによってトロヤ戦争は史実であることが証明されました
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エーゲ文明のまとめ
クレタ文明
- 明るく平和的な海洋的な文化
- 海に囲まれていたこともあり海の動物をモチーフとした絵や壺が作られていました
- 英人のエヴァンスが発見したと宮殿遺跡はクノッソスにあります
ミケーネ文明
- 小王国の分立
- 巨大な要塞をもつため戦闘的
- 線文字の使用していました英人のヴェントリスの解読
- 独人のシュリーマンによってトロイや遺跡の発掘
- ドーリア人または海の民の侵入によって滅亡したといわれている
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