はじめに
カタルミナレットはインチャカラ内でもひと際目立つ建造物のひとつです。
西門から入場したひとが一番最初に目にする建造物もこのミナレットかもしれません。
色鮮やかなタイルで作られたこのミナレットですが実はこのミナレットは未完成品であるということを皆さんはご存知でしたか?
このページではカルタミナレット周辺の知っているとヒヴァ観光に役立つ情報をまとめていきたいと思います。
カルタミナレット
名称の由来
【カルタ】は「短い」
【ミナレット】は「塔」の意味です。
未完成のミナレット?
冒頭でも紹介したようにこのミナレットは未完成品です。写真を見ると分かるようにミナレットの上部のほうが確かに中途半端になっています。
ヒヴァを統治していた王様は当時ブハラの王様に対して対抗意識をバリバリに燃やしていました。そのためブハラのカラーンミナレットに対抗してでっかいミナレットをヒヴァに建てようとしました。
本来はこのミナレットは95mの高さに建築するよていでした。
ですが建築の途中で王様が死んでしまったため建設は打ち切りにそのため未完成の状態なのです。
もし完成していたらきっと名前も変わっていたことでしょう。
インチャカラの目印
高さから見れば決して高いとは言えないこの建造物ですが色鮮やかな美しいタイル張りのカルタミナレットは一番有名なヒヴァの目印ともいわれています。
インチャカラの最もにぎわう門の西門のすぐ横にあるためわかりやすい場所に立地していることもあり待ち合わせなどの目印にするにはぴったりな建造物です。
ムハメットアミン神学校
カルタミナレットの横にあるこの建物は当時神学校として利用されていたムハメットアミン神学校です。
神学校とは何ぞや?
神学校とはイスラム教、イスラム法律、アラビア語について主に学ぶ学校でした。主に通っていたのはお金持ちの家の生まれの男の子
7歳になると入学して10年間同じ校舎でひたすら勉強していたそうです。家から通うのではなく寄宿して生活するスタイルが一般的なんだとかそのためこのムハメットアミン神学校の学内にも寄宿用の部屋が設けられており、当時の学生100人が2人1部屋使っていたそうです。
神学校でエリートになるために日々勉強していましたがウズベキスタンがロシアの文化に影響を受けた時代になると神学校は閉鎖されました。これはロシア革命の影響で無神教になったことが影響しています。
そのためロシア支配の時代この建物は神学校ではない使われ方をしていたのですが何として利用されていたと思います?
ロシア時代の利用方法
実はこの建造物はロシア時代は刑務所として使われていたのです。
なぜ神学校として利用していた場所を刑務所として利用しようと思ったのかはちょっと疑問ですがきっと捕虜にした囚人を効率よく処刑するためだったのでしょう。
何せこのムハメットアミン神学校のすぐ近くいはヒヴァの処刑所として使われていたヒヴァのレギスタン広場がすぐ近くにあるわけですからね~
当時の人はとにかく合理的だったのでしょうね(笑)
そしてこのロシア時代のあと元神学校だったこの建物は1975年に修復されまた違う使われ方をするようになります。
現在の利用方法
なんと現在はホテルとして使われているそうです。
元刑務所をホテルにするなんて・・・と思う方もいらっしゃるかもしれませんが結構人気があるらしいです。とくに外国人観光客から人気なんだそうです。
人気の理由はおばけがでるから(笑)と言われています。そりゃ~元刑務所だったらそれなりに出てきそうな感じはしますよね
もちろんインチャカラ内にあるという立地的なものも人気のひとつといえるでしょう。
わたしももし機会があったら宿泊してみたいです。
両替所
このエリア周辺でぜひ覚えておくとあとあと便利に感じるのが両替所があるということです。
ウズベキスタンは実はクレジットカードが使いにくい国であるのはごぞんじでしたでしょうか?まったく使えないわけではないのですがほとんどの店舗ではウズベキスタンブランドのクレジットカードしか使用することができず、海外でも強いはずのVISAカード、MASTERカードは使えないのです。
そのため現地通貨がとても重宝してくるのですが、日本円や米ドルで一度に大量に換金するするとえらいこっちゃすごい量の札束になってしまうため使うタイミングで随時交換するというのが最適です。
ヒヴァのインチャカラ内はここにあるのでぜひ場所をおさえておきましょう。