ボロハウスの概要
所在地
ブハラの中心エリアでアルク城のすぐ向かいにらあるモスクです。
このモスクはアルク城の道路を挟んだところに立地しております。通常はアルク城内の専用モスクにてハーンはお祈りをしているそうなのですが祝い事のある日などは王様はこのモスクでお祈りをおこなったんだそうです。
このモスクはもともと市民用ではありますが当時アルク城に住む王様もお祈りに訪れ市民と一緒にお祈りすることもあったそうです。
ボロハウスのすぐ横には実際に使われていた給水塔があります。今はテラスに改造されていて観光でのぼることも可能です。
名称の理由
「池に映る」という意味です。
日本でボロい家ってわけではない笑笑
またもうひとつ呼び名があって40本の柱のモスクとも呼ばれています。
でも実際にある柱の数は20本、、、なぜに?
答えは簡単!池に映る柱の数も数えて40本となるんだわぁー
なのでこのモスクと池はセットみたいなものです。
ボロモスクの各々の建物
モスクと池とミナレットの3つがありつくられた時代は同時ではないんだわ
各々についてみていきましょう。
池
池はハウズといいます。実はこのハウズが最初に作られたことこのボロハウスモスクがはじまります。
そもそもなんで池作ろうと思ったのかというと暑さ対策です。このハウズが作られた16世紀当時にはブハラでは夏の暑さ対策の一環として人工池がたくさん作られました。
ボロハウス内のこの池もそのうちにひとつです。
ちなみに当時はブハラ市内に200コあった人工池も今は50個になってしまいました。これは伝染病と関係があり作った人工池が埋め立てられてしまったことに起因しています。
モスク
1712年モスクの増築が行われています。
後ろの建物は実は冬用のモスクで、正面に見えている柱の部分が夏用のモスクとし利用されていました。
当時はセレモニーなどで利用されることもあれば金曜日は王様がアルク城はなくこのモスクでお祈りをしたそうです。
現在もここは現役のモスクとして使われています。
夏のモスク
外側のモスクは夏用のモスクとなっているのですがここの天井を見ると蜂の巣のような形をしています。
冬のモスク内
一日に5回イスラームではお祈りをします。
その際モスクの中で行うのですが、この時間以外は観光客の方もモスクの中に入ってもOKなのです。このボロハウスはモスク内もとても素敵です。
写真に今映っているのがモスクの中心であり、メッカの方向になります。
お祈りの時間でなければ、観光客も冬のモスクの中に入場することは可能です。写真もお祈りしている人の顔を撮影しなければ問題ないとのことです。
天井の様子もこんな感じです。とても素敵です。
モスク内のマナーとしては靴を脱ぐこと、出入り口の寄付箱に寄付をすることです。
ミナレット
1912年にこのミナレットがつくられました。
ミナレットはお祈りの時間を知らせる登り台の役割があるわけですがこのモスク低くない?
実は作ったあとにすぐ壊れてしまって修復をしたりもしたけど実際このミナレット誰も登らなかったらしい本来ならばミナレットに登って知らせるんだけど今はミナレットの上にスピーカーがついていてスピーカーを通じてお祈りの時間を知らせているそうです。