今回は京都のおすすめおみやげを紹介します
地元の味覚を楽しむ一つの方法として、これらのお土産品を選んでみてください。
阿闍梨餅(あじゃりもち)
「阿闍梨餅(あじゃりもち)」は、比叡山で修行する高僧・阿闍梨の「網代笠」をイメージした半生菓子です。繊細な手仕事と厳選された素材が織りなす、伝統と品質の結晶とも言える逸品です。
この餅は、自家製の丹波大納言小豆を丹念に炊き上げ、その風味豊かな粒あんを、秘伝の餅生地で包み焼き上げます。そのもちもちとした食感は、ただのお菓子ではなく、味わい深い心の琴線に触れるものばかりです。
阿闍梨餅本舗「満月」では、創業以来、「一種類の餡で一種類の菓子しか作らない」という徹底した方針を貫き、量よりも質を重視し続けています。工程ごとに手を抜かず、ひとつひとつの菓子に真摯に向き合い、伝統の技術と情熱を注ぎ込んでいます。
その結果、阿闍梨餅は時を経てもその品質を保ち、多くの人々に愛され続けています。
阿闍梨餅本舗「満月」の一つ一つの菓子は、ただ味わうだけでなく、歴史や文化、そして職人の魂を感じることができる特別な存在です。ぜひ、その美味と精巧さをご堪能ください。
ちりめん山椒
京都のごはんのお供として愛されるちりめん山椒。ちりめんじゃこを醤油とお酒で煮込んで甘辛く味付けし、辛味のある山椒を加えて炊き上げた佃煮です。
ほかほかのごはんにたっぷりかけて、まずは山椒の香りを楽しみましょう。一口、ごはんと一緒に食べれば、風味豊かで甘辛い味が広がります。冷ややっこやお蕎麦の薬味として、またお酒のおつまみにも最適です。
日持ちも良く、甘いものが苦手な方にも好評です。お土産としても喜ばれる一品です。
京都のさまざまなエリアの佃煮店で販売されていますが、特に祇園エリア周辺は激戦区。あちこち立ち寄って比較してみるのも楽しいでしょう。
【株式会社西利】千枚漬
「株式会社西利」の代表的な漬物、「千枚漬」は京都を代表する逸品です。繊細な歯ざわりと、上品な味わいが特長です。
西利の千枚漬は、契約農家と共に手間暇をかけて育てた京野菜「聖護院かぶら」と北海道産の昆布を使用しています。聖護院かぶらを丁寧に洗い、皮を剥き、専用のかんなで薄く削り、伝統の製法で漬け込むことで作られています。
手間と愛情を込めた仕込みが、みずみずしく上品な味わいと繊細な歯ざわりを生み出しています。
千枚漬は、ごはんのお供としてだけでなく、お酒のおつまみにもぴったりです。また、お茶うけとして小皿に盛り付けることもでき、上品さを演出できます。薄くしなやかな食感を楽しんでください。
毎日の食生活に取り入れやすく、自宅用やプチギフトにも最適です。
千枚漬は9月下旬から5月下旬までの期間限定販売ですが、通年販売の商品として「乳酸菌ラブレ 20g」シリーズもおすすめです。1パックに約1億のラブレ乳酸菌を含んでおり、美味しく健康に取り入れることができます。
【株式会社美十】京バウム
「抹茶×バームクーヘン」の絶妙な和洋のマリアージュで知られる京ばあむ。宇治の抹茶と煎茶をブレンドした生地は、京都らしい繊細さと抹茶の風味が広がります。豆乳を使用した京都産のスポンジ生地とのバランスも見事です。
しっとりとした食感とふんわりとした口当たりは、スイーツ愛好家にとって魅力的なお土産です。パッケージも上品で、京都らしいはんなりとしたこだわりが随所に感じられます。
ぼうろ
約450年前にポルトガル人より伝わった「ぼうろ」は、小麦粉に砂糖を加えて焼いたものです。かわみち屋の「蕎麦ぼうろ」は、この伝統に倣いつつ、卵を加えることで蕎麦の風味を引き立たせ、丁寧に焼き上げられています。
素朴な味わいながらも、上品な甘さと深みがあり、どこか京都の風情を感じさせる逸品です。四季を通じて、お土産や贈り物としておすすめです。
いろんなメーカーのぼうろがあるので食べ比べてみるのもおすすめです。
そのなかでも京都市中京区に位置する丸太町かわみち屋は、昭和23年に創業した老舗和菓子屋です。創業以来、丹精込めて「蕎麦ぼうろ」を作り続け、今やこのお店の代表的な商品として京都の人々に親しまれています。
【鼓月】千寿せんべい
【京菓子處鼓月】の「千寿せんべい」は、1963年にドイツから取り寄せた焼肉機を使い、ワッフルのような波型のクッキー生地にクリームを挟んで生まれました。従来の和菓子とは異なる素材と製法が特徴です。
「千寿せんべい」の最大の特徴は、「なみなみ」とした波状の生地。専用の鉄板でサクッと軽やかに焼き上げられ、口溶けの良さを追求するために、特別なブレンド小麦粉が使用されています。
中のクリームは、ふんわりと優しい甘さで、季節や温度によって配合が調整されています。2022年10月には、「プレミアム千寿せんべい」が新発売され、高品質な素材を使用し、口溶けの良さをさらに追求しています。
生地には風味豊かなバターと粒の大きなザラメ糖が練り込まれ、食感に深みとクリスプさを与えています。プレミアム千寿せんべいのクリームには、練乳を加えてコクを出しています。
「千寿せんべい」は関西圏のセブンイレブンや京都駅の駅売店で購入可能であり、「プレミアム千寿せんべい」は鼓月の店舗や京都駅の駅売店で販売されています。個包装で配りやすいのも魅力です。
【中村藤吉本店】濃い目の抹茶チョコレート
抹茶味のチョコレートが好きな方におすすめしたい商品です
江戸時代から続く老舗中の老舗、「中村藤吉本店」。抹茶、煎茶、玉露など数々のお茶を取り扱う中で、厳選された抹茶を贅沢に使用した「濃いめの抹茶チョコレート」を生み出しました。
このチョコレートは、抹茶の深い旨味とコクが凝縮されており、口の中で溶けると同時にふわっと豊かな抹茶の香りが広がります。
「濃いめ」という名にふさわしく、濃厚な味わいにこだわりながらも、チョコレートとしての口当たりにも細心の注意が払われています。
味わいだけでなく、上品な色合いも魅力的で、センスのあるお土産としても喜ばれそうです。チョコレートや抹茶が好きな方、そして大切な人に贈るにもぴったりです。
【鶴屋吉信 IRODORI】琥珀糖
2015年に京都駅に誕生した「鶴屋吉信 IRODORI」は、「京菓匠 鶴屋吉信」が手がける新感覚の和菓子ブランドです。伝統を活かしながらも従来の和菓子の概念にとらわれず、「いろとりどり」に新しいカタチのお菓子とその楽しみ方を提案しています。
その代表的な商品がパステルのようなスティックタイプの「琥珀糖(こはくとう)」です。
寒天と砂糖をじっくりと煮詰めて溶かし、やわらかいうちに一本一本手作業で切り分けて製造されます。しゃりっ、つるっ、とした独特の食感と共に、優しい香りと甘さが口いっぱい広がります。
ジャスミン、カモミール、ラベンダー、ミント、ローズの5つの色とフレーバーが揃います。
【梅園oyatsu】みたらしバターサンド
「梅園oyatsu」は1927年に創業し、みたらし団子で知られる甘味処です。伝統を大切にしながらも、和のお菓子に洋の素材を取り入れたメニューや商品を提供しています。
その中でも特に人気の商品が「みたらしバターサンド」です。名物みたらし団子の甘味と、大吟醸の香りが漂うバタークリームを、さっくりと焼き上げたクッキーでサンドしています。甘辛い醤油だれがクッキーやクリームに絡みつき、絶妙な味わいが楽しめます。この商品はジェイアール京都伊勢丹内の「梅園oyatsu」で販売されています。
その他にも、「あんマドレーヌ〈みたらし〉」など、和と洋のテイストを見事に融合させたスイーツが魅力のお店です
【ショコラ ベルアメール 京都別邸】瑞穂のしずく
四季を大切にし、日本の風土に根ざしたショコラづくりを目指すベルアメールが、伝統と豊かな国際性を誇る「京都」でスタートしたのが「ベルアメール京都別邸」です。
「ベルアメール京都別邸」で特に人気のあるショコラが、「瑞穂のしずく」です。枡に見立てたショコラの中には、日本の素材をジュレにして流し込んでおり、繊細で美しい見た目はまさに芸術品といえます。
この「瑞穂のしずく」シリーズには、香り豊かな「国産茶」シリーズが5種、京都を代表する酒蔵の「日本酒」シリーズが5種、青森県産りんごから愛媛県産伊予柑まで全国の瑞々しい「国産フルーツと蜂蜜」シリーズが5種、の全15種があります。
「枡」のチョコレートとジュレを味わっていくうちに、素材の味や風味が口の中に広がり、その味わいは絶品です。様々な味や食感が楽しめるショコラ「瑞穂のしずく」をぜひお楽しみください。