『エジプトはナイルの賜物』の意味を知っていますか?この言葉はエジプト文明の話のときに必ず出てくる言葉です
今回はエジプトがなぜ『ナイルの賜物』と呼ばれるのかについてまとめています
本記事の内容をご理解いただくと以下のことがわかります
- 『エジプトはナイルの賜物』という言葉の意味
- 『エジプトはナイルの賜物』って言い始めた人物のこと
- ナイル川がエジプトにもたらしたもの
なお本記事以下の書籍を参考にまとめています
それではさっそく内容に入ります
『エジプトはナイルの賜物』とは
『エジプトはナイルの賜物』とは 『ナイル川の恵みをうけたことによりエジプト文明が開化した』ということを表現しています
『たまもの』って『贈り物』ってことですよね
そうです
ナイル川の恵みって具体的にどういうことですか?
ナイル川は毎年氾濫を起こすからです
氾濫って言うと恵みをあたえるというよりかえって被害を与えてる悪いイメージですが…
実はそうとも限らないないですよ
川が氾濫を起こすと言うことは増水するということです
増水によりどういうことになるのかというとナイル川上流から栄養豊かな土が定期的に運ばれてきます
そのためナイル川流域は農作業に適した肥沃な土壌が形成されます
なるほど!川が氾濫することによって農作業に適した土地ができるんですね
そうなんです!ナイル川による肥沃な土壌形成により農作業がさかんになり人々が住み文明が開化したということなんです
『エジプトはナイルの賜物』ってそもそも誰が言った?
古代ギリシアの歴史学者である【へロトドス】の言葉です
へロトドスは『歴史の父』呼ばれる人物で歴史という概念の成立に大きな影響を与えた人物なんですよ
彼が描いた【歴史】は、完本として現存している古代歴史書の中では最古のものとされています
ナイル川がエジプトにもたらしたもの
エジプトはナイル川を中心にたくさんの集落が生まれました
この集落のことを【ノモス】と呼びます
エジプトの人々はナイル川の増水の時期を予想するために月や星の動きを観察しました
1年間を365日とする太陽暦を定めたのものこのエジプト文明です
まとめ
いかがでした?
今回は『エジプトはナイルの賜物』という言葉からナイル川とエジプトという地域の関係性についてまとめました
以下内容のまとめです
- 『エジプトはナイルの賜物』という言葉の意味はナイル川のおかげでエジプト文明は開化した
- 言葉を残したのは『歴史の父』と言われるギリシアの歴史家の【へロトドス】
- エジプトはナイル川流域にたくさんの【ノモス】と呼ばれる集落を形成した
以上です